コラム

オンパチ・オンスロのエルドラード(ELDORADO)合法違法論について

オンパチ・オンスロのエルドラード(ELDORADO)合法違法論について

オンパチ・オンスロが出来るエルドラード(ELDORADO)に関して、

合法か違法かの議論があるようですが、

率直に言って、意味無いかなと思っています。

 

スマホなどでパチンコパチスロが出来るアプリやソシャゲーは今までもありましたが、

あくまでもゲームとしてであって換金出来るような仕組みはありませんでした。

 

エルドラード(ELDORADO)はオンラインパチンコ(オンパチ)、オンラインスロット(オンスロ)で実際にお金を賭ける事が出来て換金も出来ることから

違法なんじゃないかっていう話が出てきたわけですけれども、

もう既に結論は出ちゃってるんですよね、

合法でも違法でもないグレーゾーンだって。

 

この機会なのでその辺に関してちょっと深堀していきます。

 

エルドラード(ELDORADO)が違法じゃない結論とは?

オンラインパチンコ(オンパチ)やオンラインスロット(オンスロ)でお金を賭けて換金も出来るのに、なんで賭博罪にならないの?

って話なんですけど、以前に海外のオンラインカジノ(オンカジ)で賭博をしたって事で逮捕者が出て不起訴処分になってるんですよね。

ここで逮捕に関して大事なポイントは、

・海外のオンラインカジノは現地でライセンスを取得して合法的に運営しているという事

・現地で合法とはいえ、日本国内でそのサービスを利用して賭博行為を行った事

という点です。

※エルドラード(ELDORADO)はちゃんとフィリピンで取得が困難な正式ライセンスの下に運営されているサイトです。

 

オンラインカジノで逮捕⇒不起訴になった経緯

警察としては賭博の事実を確認出来た3人を先ず逮捕して、

オンラインカジノはやっちゃダメだよという見せしめにしようという思惑だったわけですけれども、

そのうちの一人が徹底抗戦、しっかり刑事裁判で明らかにしようといざ訴訟準備をしたところ、

日本の合法ギャンブルと同じ理由で処罰出来ないんじゃないかという疑念が出てきちゃったわけです。

そのポイントは以下の点です。

・賭博罪は賭博を開いた側と賭ける側、双方があって初めて成立する罪

・法律で認められ許可された賭博の開帳は処罰の対象にならない

・合法ギャンブルは胴元が処罰の対象外だから賭ける側も処罰できない

つまり、オンラインカジノ日本で認可されていなくても日本の法律の管轄外で合法的に営業している胴元なので、

処罰の対象にはならないから賭けた側も処罰出来ないんじゃないか、となったんです。

 

国のトップの総理大臣でさえ法の解釈を変えて憲法を強引に変えちゃった出来事がつい近年ありましたが、

解釈という曖昧さでは合法違法を断定できないという事です。

 

その結果、起訴したところで有罪には出来ない可能性が高くなっちゃたので、

不起訴処分となっちゃったわけです。

 

有罪に出来る根拠が無いから罪にはならない

日本の刑事訴訟での有罪率は99.9%ですから、起訴したからには有罪に出来ることが前提なので、

違法だとして捕まえてもそれを処罰する明確な根拠が今の法律にはありません。

 

だから明確ではない事が不起訴の理由であることに対し、

『オンラインカジノ』と『オンラインパチンコやオンラインスロット』の違いはあれど賭博に変わりが無く、胴元が海外で正式ライセンスを取得して運営しているという明確な共通点があるので、

同じ判断が出来ることから今後逮捕者が出ることはないと言えます。

 

オンラインカジノ(オンカジ)は今後明確な違法にならない?

では、今は明確な根拠が無いから処罰出来ないとして、今後法規制によって罰せられる可能性があるんじゃないか、という話になってくるかと思いますが、

私はそれは無いと思ってますし、多くの方がそう見ています。

 

それは何故かというと、あくまでも私の見解としてですが、

日本では【IR法】というのが出来ましたよね。

カジノを含む総合リゾート施設の誘致を出来るようにする為の法律なわけですが、

オンラインカジノ自体は10年くらい前から存在しますし、

最近問題になったわけでもありません。

規制するならそのタイミングで何かしらのアクションはあったはずですし、

カジノ付きのリゾート施設を誘致しようとしている政府がオンラインとはいえカジノを処罰対象とする法整備をすれば、そこに矛盾が生じます。

そういった触れるにも触れられない深い事情があるので、

今後も規制が厳しくなるような事は無いと思っています。

 

他にも沢山あるグレーゾーン

日本ではグレーゾーンを黙認されている事は幾つもあります。

 

競馬、競艇、競輪、オートレスの4大公営ギャンブルもグレーゾーン

競馬を代表とする公営ギャンブルだってそうです。

法的に認められた胴元は罰しないという法律はあっても、

法的に認められたギャンブルはやっていいよという但し書きは探しても見つかりません。

先にポイントとして挙げた双方があって初めて成立する罪なので、片方が合法ならもう一方も罰しないという理屈でギャンブルをする側が捕まらないだけです。

 

パチンコ、スロットもグレーゾーン

パチンコ店なんかもグレーゾーンですよね。

お金を賭けてお金を換金することはモロに賭博になりますが、

お金ではなく特殊景品(文鎮と言われているヤツ)と交換して、

その特殊景品を別の業者に買い取ってもらい、

パチンコ店はその別の業者から特殊景品を仕入れる、

という3店方式という仕組みを利用して法律を回避していますが、

法律はそれを認めて営業を許可しています。

 

ソープランドもグレーゾーン

ソープランドもそうです。

風俗で本番行為は禁止されていますが、

入浴中の恋愛事情によるものとして黙認されています。

店側も認識していないわけがないというか、本音はそれ目的で営業しているハズなので、

知らぬ存ぜぬは通用しないはずですよね。

 

 

他にも色々とありますが、挙げていったらキリが無いのと、本来の話題から主旨がズレちゃうのでこれくらいにしておきますが、

 

グレーゾーンだからと綺麗ごとを言っていては息苦しい世の中でしかないという事です。

 

オンパチ・オンスロのエルドラード(ELDORADO)合法違法論の結論

結論はもう最初にお伝えした通り、合法でも違法でもないグレーゾーンです。

 

そのグレーゾーンというワードに敏感になる方も少なくないと思いますが、

グレーゾーンであることが分かっていてそのまま放置されているという事は

黙認していると判断して良いと思うので、

そんな細かい事を気にして生きるより、割り切って楽しんだ方がお得だと思います。