睡眠時間が異常に長い人のタイプと対処方法

よく睡眠時間が短いと体調管理が難しくなるといわれていますが、睡眠が長すぎても良くありません。
一日のうちの必要な睡眠時間は人によって異なるのですが、大きく分けると5~6時間ほど寝れば十分に休息できるタイプと少なくとも9時間以上は寝ないと休息できないタイプがあります。
どうしてこのような差が出てしまうのかというと、本人が元々持っている体質に関係していますので、意識して直せる部分ではないという意見が大半です。

体質的な問題以外にも、睡眠障害が起こっている可能性があります。
睡眠障害にも色々ありますが、過眠症やロングスリーパーなどが原因として考えられます。
過眠症の場合には、夜自分ではきちんと眠っているつもりなのに日中にも強い眠気が襲ってきて日常生活にも支障をきたすことが増えます。
我慢しようと思っても起きていることが困難になりますので、何とかしなければならないと考える人が多いようです。

実は過眠症も一種類ではなく、日中の耐え難い眠気と居眠りが繰り返し現れるナルコレプシーは、一回あたりの時間は30分以内と短いのが特徴です。
目が覚めた後は一時的にスッキリします。
他にも日中になると眠気が襲ってきて1時間以上の居眠りが続いてしまう特発性過眠症や、強い眠気に襲われる期間が3日~3週間続き、数週間から数ヶ月の感覚で繰り返す反復性過眠症があります。

ロングスリーパーの原因は、遺伝的な要素や環境が強く疑われますし、加齢による体質の変化も可能性として考えられます。
遺伝の場合、通常より長い睡眠のサイクルで体が動くといわれています。
症状としては、1日に10時間以上の睡眠を必要としますので、毎日となると睡眠時間の確保に苦労することになります。

休日だけ長時間寝てしまう寝溜めタイプの人は、慢性的な寝不足に陥っている可能性があります。
仕事で徹夜をしたり夜更かしをするような人はこのタイプに当てはまります。
自分では睡眠不足になっていることに気付けていないケースも多いようです。

睡眠時間が長いことを悩んでいる場合、これらのうちどの症状に当てはまるのかを考えてみることが大切です。
現れる症状は個々によって違いがありますので、正確なことを知りたい場合には受診が必要です。

過眠症、ロングスリーパー、寝溜めへの対処方法

睡眠時間が長すぎるのを治したい時には、原因に合わせた対処方法を考える必要があります。
過眠症の場合には、強いストレスや不規則な生活、アルコールの過剰摂取、肥満などが原因となっているかもしれません。
どれだけ寝ても眠気は解消されませんので、寝溜めをしても解決には至りません。
分かっている要因を取り除いて、それでもだめなら専門医にかかることが得策です。

ロングスリーパーの場合、日々の睡眠の質を高めることがもっとも良い対処方法となります。
浅い眠りが続いている状態ですので、深い睡眠を取れるように対処していけば自然と睡眠時間は短くなります。
熟睡するためには、日中の間に適度に体を動かして日光を浴びることも重要です。
そうすると、夜寝る頃に自然と副交感神経の働きが活発になってリラックスした状態を作ることができ、入眠しやすくなります。
音楽を聴きながら眠る人は寝入った後に止まるように設定したり、部屋を暗くするなどの工夫をするのも効果的です。

休日だけ長時間寝てしまう人の対処方法は実にシンプルです。
平日の睡眠時間をできるだけ増やすようにするだけで改善されます。
仕事を少し早く切り上げて帰宅して睡眠をしっかり取ることで、翌朝スッキリと目覚めることができます。
そうすれば日中の間に脳がきちんと働いて頭が冴えますので、仕事もよりはかどるはずです。
睡眠不足が長く続くと脳に疲労が溜まって思考力が低下したり集中力が無くなりますので、仕事を進めたいのなら睡眠時間にも気を配ることが大切です。

休日だけ長時間寝てしまうタイプの場合には対処しやすいので、少し気を付けるだけでも良くなります。
しかし、原因が分からなかったり過眠症やロングスリーパーの場合には睡眠の質を上げるだけでは対処できないこともあります。