不眠症にある3つのタイプをチェックする

起きたばかりの人

現代の日本社会では、不眠に悩む人が約20%もいるというデータがあります。
眠りたいのに眠れない状態が続き、日中の業務に支障をきたしたり精神衛生上も良くない状態になると、どの程度で病院に行ってみたほうが良いのかという判断基準が必要となってきます。
不眠症にいたっているのかどうかの判断基準は、「眠れないことにより自分の普段の適正睡眠時間に足りていない」「眠れず不快に感じつらい」「睡眠不足で日中の生活に支障が生じている」の3つを満たしているかどうかになります。

本来の心身共に調子が良い睡眠時間を下回ることにより、この状態に本人がつらさを感じていたり、それによって実生活がうまく回っていないという状態となっていれば、治療が必要な不眠症ということが言えます。
これは高齢者においても同様のことが言えます。
精神的な要因が深く絡んでいることもあり、本人が不快に感じているのか、困っているという自覚があるという自己申告が、不眠症であるかどうかの診断に、とても大事な証言となります。

良く眠れないという不眠症の具体的な症状は、就寝時間になっても寝付けない、眠りが浅くてしっかり眠れた気がしない、遅く寝ても翌朝予定より2時間以上早く目が覚めてしまい再入眠できないことがあげられます。
他にも昼間に倦怠感を感じる、食欲がわかないといったものです。
これらの症状は、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒という三種類に大別することができます。
チェックしてみてこの中のどれか一つ、もしくは一つ以上となることもありますが、そのどれに属するかによって、治療の進め方も変わってきます。

自分で不眠症かどうかをチェックすることができるいくつかのツールがありますが、「ピッツバーグ睡眠質問表(PSQI)」もその一つで、他のチェックツールよりも質問項目が多いのが特徴です。
ピッツバーグ睡眠質問表では、過去1ヶ月間の睡眠の質・量・入眠時間・睡眠効率・睡眠困難・眠剤の使用不使用・日常生活での支障など7つの要素で点数を付け、判断します。

睡眠ダイアリーを書くメリットについて

睡眠ダイアリーとは、自分の眠りの記録を経時的につけるものです。
一日一日地道に記録していくことで、一見して毎日の睡眠週間を把握できるようになります。
不眠症で病院を受診する時も、事前に自分で睡眠ダイアリーを付けておくと、診断を早くすることができます。
不眠症ではないかと疑って受診したあとに、睡眠ダイアリーをしばらく付けることを病院から指示されることも多いです。
それほど睡眠ダイアリーとは、現状を把握するために不可欠な情報が集められるツールだと言えます。

寝付けないという入眠障害、夜中に一度目が覚めると再入眠できないという中途覚醒、予定起床時間よりも2時間以上早く目が覚めてしまうという高齢者にも多い早朝覚醒の3種類あります。
この3つの不眠症の種類のうちどれに属するかという診断に睡眠ダイアリーを利用することになりますが、毎日付けるものですので記録の方法はとても簡単なのものとなっています。
必要な項目は、ベッドに入った時刻、寝付いた時刻、目が覚めた時刻(一時的な覚醒も含む)、ベッドを起きあがった時刻の4つです。

まずは1ヶ月ほど睡眠ダイアリーを付けてみましょう。
毎日の睡眠状態を記録することで、不眠の状態も具体的になるので、原因も特定できてその対処法も明らかになりやすくなります。
また、自分でも現在の睡眠状態をより把握することができます。
具体的には、入眠時間がバラバラであることが記録により判明した場合には、それを一定にすることで寝つきが良くなったり、全体的に改善されていくきっかけとなります。
総睡眠時間は十分だと思っていても、睡眠ダイアリーを経時的に記録することで、客観的に睡眠状態を把握できますので、実は小刻みな睡眠を繰り返していたことによる生活全体への影響などにも気づくことができます。

サイト内検索
人気記事一覧